【駐在員のリアル】給料2倍の代償。優雅な駐在生活なんてどこにあるの?


「優雅な駐在生活」なんて、どこにある?

「タイ駐在員」と聞くと、皆さんはどんな生活を想像しますか?

プール付きのコンドミニアム、メイドさんが家事をこなし、週末は優雅にゴルフ三昧…。 確かに、そういうキラキラした一面もあります。しかし、私の現実は少し(いや、かなり)違います。

元暴走族・高校中退から這い上がってきた私ですが、今の生活は**「別の意味で修羅場」**です。

今日は、額面上の**「給料2倍」**という数字の裏にある、リアルな駐在生活と、それでも私がブログを書き続ける理由についてお話しします。

これが駐在員の24時間(睡眠時間はたったの6時間)

まずは、私の1日のスケジュールをご覧ください。

見ての通り、起きている時間のほとんどを仕事と移動に費やしています。

  • 6:00〜8:00 通勤・朝食: 朝6時には家を出ます。会社までの通勤時間は片道1時間半。この車内だけが、誰にも邪魔されない貴重な一人時間です。朝食は会社に着いてから30分で慌ただしく済ませます。
  • 8:00〜20:00 仕事(12時間拘束): 8時から業務開始。昼食の40分を除き、夜の20時までみっちり働きます。仕事が過渡期の時は、ここからさらに残業したり、土曜日も出勤して対応することになります。
  • 20:00〜22:00 帰宅: クタクタになって会社を出ても、家に着くのは22時です。往復で3時間半を通勤に使っています。
  • 22:00〜23:00 意地の自炊・夕食: ここが私の生活の山場です。深夜22時に帰宅してから、キッチンに立ちます
  • 23:00〜0:00 唯一の自由時間: 食事を終えて、寝るまでのわずか1時間。ここでブログを書いたり、投資のチェックをしたりしています。日付が変わる頃には泥のように眠り、また6時に起きる生活です。睡眠時間がたったの6時間です。

もちろん、これにお客さんとの会食や社内の付き合いが入ると、スケジュールはもっと過酷になります。睡眠時間がもっと削られ、翌朝は二日酔い、2,3時間睡眠で出社…という日も少なくありません。

「屋台なら安いでしょ?」に対する私の答え

「タイなら物価も安いし、屋台で済ませればお金貯まるじゃん」 よくそう言われます。確かにストリートフードは激安です。でも、私は絶対に口にしません。

理由はシンプル。過去に2度、入院しているからです。

代償は「3泊4日の強制入院」と「味のない日本食」

一度食あたり(感染症)で入院すると、熱が完全に下がるまで退院許可が降りません。 私が経験した時は、3泊4日の監禁生活でした。

  • 逃げ場のない点滴と、大量の薬の処方。
  • 楽しみであるはずの食事は、「日本人御用達病院」だから選べる日本食
  • しかしこれが、絶望的に味が薄い。 旨味ゼロ。それなのに、なぜか量だけは山盛り。

高熱にうなされながら、味のない定食を前にした時、私は誓いました。 **「数百円をケチって健康と時間を失うのは、投資対効果が悪すぎる」**と。

だから私は、高くても安全な日本食を食べます。最近はタイの物価も上がっていますが、日本食を食べないと日本人のメンタルは保てません。これはFIREするための「必要経費」だと割り切っています。

深夜のキッチンに立つ理由

じゃあ、毎日高い日本食ばかり食べて散財しているのか? というと、そうではありません。

時間があれば、可能な限り自炊もしています。

激務の合間を縫ってスーパーで食材を買い込み、キッチンに立つ。 煮物などを作りだめして、1週間ぐらい同じものを食べることもあります。 正直、クタクタの体にムチを打って料理をするのはしんどいですし、毎日同じ味は飽きます。

それでも自炊をする理由は2つ。 1つはもちろん節約(FIREへの入金力確保)のため。 そしてもう1つは、度重なる飲み会でボロボロになった胃腸を休めるための健康管理です。

屋台は怖い。日本食は高い。 だからこそ、自分の身と資産は自分で守る。これが私の「FIREへの執念」です。

あえて「家族を日本に残した」戦略的理由

私は現在、単身赴任です。 「寂しくないの?」と聞かれますが、もちろん寂しいです。しかし、ここには父としての冷静な計算があります。

  1. 娘の教育(高校選び): 長女が中学2年生という、受験に直結するタイミングでした。 バンコクの日系高校も調べましたが、コロナの影響で正直**「オワコン」状態**(実際に2024年3月末で閉鎖)。かといってインターへの入学も検討しましたが、英検3級程度の英語力で高校から飛び込むのは無謀です。 「言葉の壁で勉強に全くついていけず、娘が相当苦労するのは間違いない」 そう判断し、娘のために教育環境の整った日本に残すことを決めました。
  2. 世帯年収の最大化: 海外に移住すると、日本の「児童手当」などが貰えなくなります。 一方で、単身赴任を選べば、会社から**「別居手当(家族手当の加算)」**が出ます。さらに妻もパートを続けられるため、世帯としての収入源を分散できます。

感情だけで動かず、**「どちらが家族の将来と資産形成に有利か?」**をシビアに計算した結果の単身赴任です。

まとめ:6月の帰任、そしてFIREへ

給料は日本の2倍。でも、物価高と付き合い、そしてメンタル維持費でお金は飛んでいきます。

この過酷なタイ駐在生活も、あと少し。今年の6月には日本へ帰任する予定です。 タイでの生活は終わりますが、私の戦いが終わるわけではありません。

むしろ、日本に帰ってからが本番です。 目標とする「50歳でのFIRE」まで、残り約2497日。 場所が変わっても、家族のため、そして自由を手に入れるために、私は走り続けます。

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この記事を書いた人

現在はタイ駐在中。 3児の父、43歳。

現在の資産は5500万円。 2032年(50歳)での完全FIREを目指して、あと2500日のカウントダウンを開始しました。
資産形成のためのリアルな戦略を駐在員目線で公開しています。

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